猿類エリアには、リスザルなどの小さくてかわいい猿たちや、元気なニホンザル、頭の良いチンパンジーなどがいっぱい!
おりこうな猿たちの行動を観察してみて!!
南アメリカ北部に生息するリスザルは、一見リスに似ているため、リスザルと呼ばれています。 オマキザル科のサルの中では最も小さく、人懐っこいのでペットとしてもよく飼われています。 雑食性で、果実や木の実、葉の他に、昆虫や小鳥の卵なども好んで食べます。
Common squirrel monkey
Saimiri sciureus
霊長目 オマキザル科
飼育員奮闘記〜リスザルの人口哺育について
2005年8月10日、当園でメスのコモンリスザルの赤ちゃんが失明した状態で産まれました。
この仔の名前は「ワンダー」と名付けました。1ヵ月後の健康診断の時、ワンダーの目がないことに気づき、 9月4日、人工哺育に切り替えました。私は、目の見えないワンダーに対し「かわいそう」と思うより先に 「この仔はこの先どうなるのか?」という気持ちが強く、その時私は「この仔の力に、そして目になってあげたい」 と思い、人工哺育に立候補しました。
毎日、ワンダーの体調管理や、気温管理、2〜3時間おきにミルクやりと、今思えば大変だったなと思うようなことを しました。その時はとにかく無我夢中でした。
ワンダーも生後3ヶ月が経ち、ミルクをやめ、今ではバナナやパン、煮サツマなど固形物を食べ、 毎日活発に動き回っています。
ワンダーが元気にすくすくと育っていってくれることが、今の私の一番の幸せであり、目標です。
北海道と琉球列島をのぞいた日本列島の、広葉樹林帯に広く生息しています。 成長するにつれ、顔や尻が赤くなるのもニホンザルの特徴です
Japanese Macaque
Macaca Fuscata
霊長目 オナガザル科
東南アジア周辺および中国雲南省に生息しています。 地面に降りることはほとんどなく、主にくだものや木の葉、芽などを食べています。鳴き声が非常に大きく、群れ同士が存在を示し合ってお互いの衝突を避けるのに役立っていると考えられています。
White-handed gibbon
Hylobates lar
霊長目 テナガザル科
ラブソングの達人?『テナガザル』のお話
シロテテナガザルは、チンパンジーやオランウータン等と同じく、しっぽ のない、つまり類人猿と呼ばれる頭の良いサル達。
特徴としては突然大きな叫び声をあげ、それはまるで、歌を歌っているかのようにも聞こえます。 オスが声を出すと、それに答えるかのように他のサルも声を掛け合います。 その声はとても大きく、またかん高く遠くにいても聞こえます。
実は、大きな声を出すことによって自分の縄張りを主張したり、争いごとを避けるために用いたり、いくつかのパターンがあるそうです。
そのひとつに、テナガザルの夫婦を結びつけるために歌うといわれている歌があります。 子育てをしているメスの発情間隔が2年以上と長いため、歌を歌って、お互いの愛情を確認しているのでしょう。
なんてロマンチックなんでしょう。
チンパンジーは、人間の様に道具を使える動物です。 石や木の枝を使って木の実を割ったり、虫の巣穴を掘ったりします。姿も人間に似ているのですが その行動や表情も共通点がたくさんあります。
Common Chimpazee
Pan troglodytes
霊長目 ショウジョウ科
利き手はどっち?『チンパンジー』のお話
みなさん、チンパンジーにもヒトと同じように『利き手』があるのをご存知ですか。
今までの研究で、チンパンジーにも利き手があるのではないかと言われています。ヒトには利き手があり、ほとんどのヒトが右利きではないのでしょうか。 これはヒトの脳の発達、特に言語の発達に関係しているのではないかといわれています。
チンパンジーの場合は、ヒトのように右利きがほとんどとはいえません。 むしろ半分半分くらいだという結果が残されています。
当園にも7頭のチンパンジーがおり、2頭のオスがいます。このオス達は気に入らないことがあると、 糞を投げつけるのですが、この糞を取る手、投げる手には必ず左手を使います。
ヒトの赤ちゃんも産まれてからしばらくは左利きが多い、と聞いたことがあります。 成長の過程でヒトは右利きになるそうです。